こんにちは。
皆さんはこの事故のことを覚えてらっしゃるでしょうか?
→信楽高原鉄道列車衝突事故(ウィキペディア) ※別ウィンドウで開きます
あれから20年。
関西、とりわけ僕と同じ滋賀の人間にとっては毎年事故と犠牲者慰霊の特集報道がなされていますが、他地域の方にとっては忘れがち、或いは根本的に知らない方も多いのかもしれません。
まあ当時生まれた子が成人の歳になるわけですから、仕方ないのでしょうが・・・
当時を知る僕としては、この事故のことを風化させたくないというのはもちろんありますが、今回このタイミングで取り上げたことには別の意図があります。
事故の詳細についてはウィキで見ていただきたいのですが、結論から言えばこの事故は明らかな“人災”です。
そして悲しいかな、この事故を十分な教訓としていれば『福知山線列車脱線事故』も防げたのではないか、というのが遺族の方の見識です。
共にJR西日本という企業が出てくるのですが、国鉄一家の元で育った僕としては“安全”と“利便性”という天秤がいかに怖い代物であるかを当時思い知りました。
人災・・・と言えば今回の東日本大震災に伴う福島原発を取り巻く一部問題もそうですよね。
ここでは敢えて触れませんが。
現在進行形で進む事態を一刻も早く終息させて欲しいという思いはもちろんですが、一方で今後の東海・東南海・南海地震において、今回の教訓は活かされなければなりません。
人間は大事なことをすぐ忘れてしまう生き物です。
信楽はたぬきの焼き物で有名ですが、そのたぬきの如く、日々流れる情報にも化かされ騙されぬよう気をつけたいものです。